65オヤジのカルチャーブック

アート&シネマレビュー

【エッセイ・コラム】

65オヤジの履歴書(完)

僕の人生の転機となった保護犬茶々丸(2008年10月26日永眠) 修業時代を終えた僕は、家業の美術商の仕事に。美術商と言っても絵画と額縁を販売するアートショップと言う感じの仕事で、脱サラした父が運よく地方スーパーと取引ができ納品の日々を過ごします。…

65オヤジの履歴書(4)

修業先がH市に決まり、最初に買おうと決めていたのがイタリアのスクーター、ベスパ。ローマの休日やアメリカングラフィティでタイガーが乗っていたスクーターで後にさらば青春の光、こちらは主流がランブレッタでしたが、モッズが乗り回してた憧れのスクータ…

65オヤジの履歴書(3)

大学に進学した僕は大学生活よりもアフターライフの方が楽しい日々でした。 当時のスナックは30代前後のオーナーが多く、個性的でおしゃれな人からファッションや音楽などを教わる機会もあり世代を超えて出会いがありました。そんな時間がとても新鮮でした。…

65オヤジの履歴書(2)

サッカー部を退部してからの僕は、音楽とファッションに興味が移っていきます。 高校時代はジョージルーカスの出世作「アメリカングラフィティ」のロングランヒットでオールディーズがブームになり、当時のVANによりIVYや今のアメカジブームが長く続きます。…

65オヤジの履歴書(1)

本日5月10日65才になりました。 同級生は、ほぼ年金をもらう年齢になりましたが、僕は小遣い程度の国民年金なのでとりあえず今は支給年齢延ばしてます。 と言うのも、最近3才下の弟をそして92才になる父を亡くし、少し人生計画を軌道修正せざる得ない状況…

表現の不自由展・その後のその後

ついに始まった忖度政治。あいちトリエンナーレの表現の不自由展・その後をめぐる補助金取り下げ。 安倍政権で、忖度政治の一翼を担った萩生田光一氏が、文部科学大臣に就任し初めての仕事ともいうべき出来事が、補助金不交付。とうとう文化庁も政治的圧力に…

終戦の日と平和の俳句と表現の自由

8月15日終戦の日。中日新聞(東京新聞)紙上で平和の俳句特集が組まれていた。いとうせいこうさん、黒田杏子さん、夏井いつきさんの選者が10句の俳句が選ばれていた。30句も10代から80代と様々な世代の俳人たちから多彩な平和への思いが綴られていた。 なかで…

新元号は令和

今日は、朝から一日新元号の話題で賑わっていました。新元号の令和は、今までの中国の古典を参考している元号から日本の古典の万葉集からとられました。安倍首相の強い要望があるように思いますが、そんな話題にしてしまうと、どこか政治的に思惑がありそう…

台頭するナショナリズムとグローバリズムの復活

今回のコラムは、現在の起こっているナショナリズムを国家中心主義、また差別的人間主義と捉え、グローバリズムを国家相互理解主義、平等的人間主義と捉えています。 トランプ政権誕生から、ナショナリズムが台頭し一部の国でも、それを指示する傾向が強くな…

安田純平さん解放と再燃する自己責任論

安田純平さんが解放されました。3年余りの拘束からの帰国。個人的には、何はともあれ無事であったことに対して温かく迎えたいです。 僕も、仕事でインターネットと関わることが多くなり、今回のネットでの安田氏のバッシングに憤りを感じています。インター…

プラスチックストロー問題の私的考察

最近、プラスチックストローの使用しない動きが顕著になっています。ストローやプラスティック製品の海への不法投棄により海洋生物への被害を防ぐため出てきたのだが、僕もウミガメが鼻に刺さったストローを抜く時に流す涙に、不法投棄の被害の甚大さを感じ…

西洋美術史 木村泰司著

多数の美術関連本の著作で知られる木村泰司氏が、ビジネスマンの知っておくべき教養として著わしたのが本書の「西洋美術史」です。 欧米において、ビジネスマンが身に着けるべき教養として西洋美術史の観点から本書は出発してますが、日本においてビジネスと…

さくらももこさんと昭和サブカルチャー

ちびまる子ちゃんの生みの親、漫画家のさくらももこさんがお亡くなりになりました。享年52歳。早すぎる死に今日のニュースは、彼女の話題で持ちきりでした。 僕の住む東海地方では、清水出身とあってゆかりの深いです。コミックやアニメ番組のほかにも、中日…

絶望手帖 絶望名言員会編集/家入一真発案

久しぶりの読書コラム。今回は家入一真発案、絶望名言委員会編集の「絶望手帖」です。 本屋に行くのは好きで、気に入った本があると購入するのですが、とにかく本を読むのが遅いので、ついつい積まれた状態になってます。 美術鑑賞と映画鑑賞の視覚的生活の…

R1グランプリ 濱田祐太郎のもたらしたもの

平昌パラリンピックが開催。ハンデキャップを持つアスリートたちの活躍が再び日本中に感動をもたらしてくれるでしょう。そんなか、お笑いの感動がもたらされました。先日のR1グランプリで、盲目の漫談師・濱田祐太郎さんが優勝を飾りました。 ここのところR1…

原爆の日に不戦の誓い

今日8月6日は、日本人なら絶対忘れてはならない広島に原爆が投下された日です。今日の新聞の一面やニュース報道でも、いまなお身元不明で引き取り手のない7万人の遺骨が原爆供養塔に納められているそうです。 尊い犠牲者の元で終結した戦争。しかし、未だ世…

哀悼・小林麻央さん ブログが紡いだ絆

昨日の小林麻央さんの突然の訃報には、誰もが驚き、ニュースを知った人は、夫の海老蔵さん共に悲しみを共にしたと思います。 病と闘い、海老蔵さんや姉の摩耶さん、家族の励ましの言葉や姿がワイドショーで紹介されてましたが、ブログに綴られた夫婦の絆に誰…

山本耀司のエロチシズム

白の美術館と関連するインタビュー 先日、白の美術館と言う番組のインタビューで山本耀司氏のインタビューがふと目にとまりました。 川久保玲と共にパリコレで黒の衝撃をもたらした氏の美意識を再認識したインタビューでした。日本のファッションに対すると…

季節はずれのインフルエンザ

今週の月曜日な、初めてインフルエンザB型を発症してしまい、絶不調の状態が続いてます。絶対安静と外出禁止になってますが、自営業の僕にとっては大変な日々。病んだからだに鞭打って完全防備で頑張ってます。 しかし、インフルエンザ。なめてました。昨年…

3・11東日本大震災から6年

明日3月11日東日本大震災から6年になり、今日もこの日を忘れないための番組やニュースが放映されてました。 僕もこの日を忘れないために、ささやかな支援ですが、被災した子供たちのために復興支援をアートを制作し売上の一部を毎年この日に寄付してます。(…

キンコン西野・絵本無料化の私的考察

芸人&絵本作家のキンコン西野さんの絵本「えんとう町のプペル」がWEB上で無料公開されました。このことで、賛否両論が巻き起こってますが、彼を嫌いな人やその手法を単純にとらえている人は、批判的であっても、僕は大半は賛同しているように感じます。 僕…

築地ブランドの行方

豊洲移転問題で、予想はしてましたが高濃度の有害物質が測定され、従来の検査に疑いが出てきました。連日各局のワイドショーで、この話題が持ちきりとなっています。 今や海外の観光客にも大きな評価を得ている。築地ブランド。昨年末にプロフェッショナル仕…

謹賀新年と手帳の高橋

僕のつたないブログを見ていただいている皆様。明けましておめでとうございます。 今年は酉年。酉の市のいわれもある酉は商売繁盛につながると言われています。これは取り込むの意味から運気もお客も取り込むということで使われるようになったようで、本来は…

名古屋高裁に棲む魔物

先日のある調査で、行きたくない都市に名古屋市が選ばれました。そんな問題より、この地域に住む人々にとって重要な問題だと感じていることがあります。 それは、名古屋高裁の様々な判決や控訴棄却。司法という権力が、地域住民に及ぼす影響は極めて大きいで…

新語・流行語大賞2016

昨日、新語、流行語大賞のベスト10が発表! 大賞には、神ってるが受賞。その神ってる人、広島の鈴木誠也選手が受賞されました。大賞受賞者は、その名付け親でもある緒方監督のWでの受賞で、日本一にはなれなかったものの、今シーズンのプロ野球を盛り上げて…

追悼 フィデル・カストロ

昨日、キューバの英雄、フィデル・カストロ前議長が亡くなりました。自由主義、民主主義を支持する僕にとって、社会主義国家キューバ指導者であっても尊敬する人物の一人です。また、親日家でもあり、広島の慰霊碑に献花をし平和を思う気持ちが強い指導者と…

永遠の手塚治虫

手塚治虫が漫画家デビューして今年で70年を迎えるそうだ。僕の手元にも、火の鳥の他、愛蔵版として手元に置いています。 手塚治虫という存在は、僕も含めて漫画界において別格の存在で、その後の漫画家に多大な影響を及ぼした巨人と誰もが断言すると思う。 …

トランプ米大統領がもたらすもの

今日は、午前中からアメリカ大統領選挙の行方を注視してましたが、前日の世論調査の結果を覆し、トランプ氏が終始先行して勝利をしました。 勝利宣言での彼の言葉は、ヒラリー氏の健闘を称え、選挙戦の激しい舌戦とは打って変わった静かな勝利宣言でした。 …

ボブ・ディラン・ノーベル文学賞受賞に思う

Bob Dylan & Ron Wood & Keith Richards-Blowin' in the Wind (Live aid 1985) 今日の話題は、何と言ってもボブ・ディランのノーベル文学賞受賞でしょう。 誰も予想できなかったディランの受賞に、世界中が驚きました。今回の文学賞受賞には大きな意味がある…

朝ドラ・とと姉ちゃんと暮しの手帖

※創刊号より21号までは現在の「暮しの手帖」のタイトルではなく「美しい暮しの手帖」となっている。 NHKの朝ドラ、とと姉ちゃんも、今週が最終週になりました。名古屋市の鶴舞中央図書館で、とと姉ちゃんのモデルとなった、暮しの手帖出版社の歴史をつづった…